ELP®ご参加者の声:「社員も参加させる価値あり!」と確信した、講座での体験とは
和幸モトーレン株式会社
代表取締役社長
山田 敦 様
BMW Japanの設立から間もない1989年に、地元埼玉のBMW正規ディーラーとして誕生した和幸モトーレン。「すべてをお任せいただける安心感をお客様に」という思いの下、地域に密着して経営をしています。
代表取締役社長の山田様に、ELP®に参加した狙いとご感想を伺いました。
※情報は、取材時2021年11月のものです。
- ELP®に参加した目的は? …… 公開講座が自社の社員に役立つのかを確かめるため
- 講座の印象、気付きは? …… 一番は、相手から自分がどのように見られているか
- 講座での学びと生かしていることは? …… コミュニケーションを見直す機会に。社員にも経験させることを決めた
- ご参加者同士の関わりについてどのように感じましたか? …… 役員同士、同じ悩みに共感し合い、オンもオフも非常に活発
- ELP®をどのような方にお勧めしたいですか? …… 一歩背伸びして、役員候補者に参加してもらいたい
ELP®に参加した目的は公開講座が自社の社員に役立つのかを確かめるため
ELP®に参加したのは2020年2月です。会社の組織体制が移り変わる時期で、新しい店長やマネジャーなど、店舗のリーダーシップが取れる人間を育てたいと考えていました。
でも私たちのようなディーラーで実施する研修は、取り扱うプロダクト(商品)である自動車について学ぶような専門的な内容がほとんどです。リーダーシップを開発するために自分自身への気付きを得たり、自分自身を客観的に捉える方法を学んだりする機会はなかなかありません。
BCon®が実施している公開講座のうち、2日間通いで行われる「LEMS®」※には私たちの会社からも数人が参加していました。しかし、ELP®のように宿泊を伴う研修への参加は私が初めてでした。宿泊形式は、学習のための快適な環境の中で、数日間、山ごもりのように能力開発だけに集中できる形式ということです。BCon®の担当営業の方からのご提案もあり、私たちの会社の社員や仕事に対して有効かという確認もするために、先陣を切って参加しました。
※LEMS®:リーディング・エッジ・マネジメント・セミナー。2日間通い形式で、最先端のマネジメント理論を学ぶ。
ELP®に参加するまでは私自身も泊まりがけでの講座に参加したことはなかったのですが、とてもインパクトのある体験になったので、他の社員にもぜひ体験させたいと思いました。特に、管理職になる前にELP®のような講座に参加した方がいいと確信しましたね。
講座の印象、気付きは?一番は、相手から自分がどのように見られているか
一番印象に残っているのは「相手から自分がどのように見られているか」ですね。
「自覚している自分」と「周りから見られている自分」について話をして考える実習での学びです。「山田さんってこういう人間だよね」という生々しい内容を、壁1枚隔てて聞くという体験があり、ものすごく新鮮でした。自分の思っていた人間像とは違う姿、他者からの見え方を通して「自分にはそういうところがあるんだな」という気付きを得ることができました。
特にハッとさせられた指摘は、「山田さんは優しくて、部下にあまり強いことが言えないのではないか」「いざとなるとあまり厳しくできないのではないか」というものでした。自分では社員に対してかなり厳しく接しているつもりだったので、優しい人間だと見られていることに驚きました。しかし「もしかしたらそうかもしれない」と思い直しました。自分自身も、どこか心の片隅で感じていたことだと気付いたのです。
皆さんが、私のために本音で言ってくれていることがよく分かったので、うれしかったですね。ストレートにいろいろ言っていただいたことで、自分がどのような人間かを捉えることができ、とてもよかったです。
もう一つ、グループで行う「観察者と被観察者の役割を交互に担う実習」も新しい体験でした。この実習では、この人はどのような人間なのか、このグループはどのようなグループなのかを観察していきます。10名ほどのメンバー一人一人について、たった数分間で捉えなければいけません。
これまでも接客やマネジメントを通して「人間を見る」ということはしてきましたが、普段はもっと時間をかけて理解していきます。短い時間に集中して人物像を捉える実習を体験したことで、とても鍛えられました。
他のメンバーの「●●さんはこういう人なのではないか」「でも、実はこうなのではないか」という意見を聞いていると、すごく的確で、人間の持つ洞察力や観察力の鋭さを感じました。
今では、拠点を訪問したときにスタッフの表情や動き、あいさつの仕方から、今どのような状況なのかが短時間で分かるようになってきました。
講座での学びと生かしていることは?コミュニケーションを見直す機会に。社員にも経験させることを決めた
さまざまな実習での経験は「社員が私をどのように見ているのか」を改めて考えるきっかけになり、反省もしました。普段からコミュニケーションをしていても、これほど人の見方、見られ方を意識してはいなかったなと。
良くも悪くも、リーダーとして考えていた以上のことが、伝わっていたかもしれないと考える機会になりました。社員一人一人と会話をして、自分の思いやどのような人間なのかを伝えること、そして相手の思いをしっかり聞くことが重要だと、強く実感しました。
受講後は、自分自身の学びの実践を進めています。合わせて、私がELP®で得たような気付きを社員にも得てもらいたいと考え、現在はBCon®の管理職向けに用意されている泊まりがけの公開講座に社員を参加させています。今後も、さらに社員の成長をサポートする体制をつくっていきたいと考えています。
ご参加者同士の関わりについてどのように感じましたか?役員同士、同じ悩みに共感し合い、オンもオフも非常に活発
私が参加したグループは、メンバー全員が会社の役員をしている方でした。ものすごく積極的な学びをされていて、熱意を感じました。年齢はさまざまでしたが、皆さん、とても楽しいメンバーでした。
会社役員は数字や社員を管理する立場なので、業種が違っても悩みはほぼ共通しています。採用や定着など「人」に関する問題、継続していかなければならない「経営」についての悩み。共感できることばかりで、チームのコミュニケーションはすぐに深まりました。講座のはじめに、メンバーが1対1で自己紹介する、という進行のおかげもあったと思います。
研修内でやりとりする内容も、会社内では話さないような内容が多いですね。参加者の「生の声」を聞くだけでもかなり勉強になると感じました。
食事や途中の休憩時間など、オフの時間も休みません。なぜならほとんどの皆さんが話好きですから(笑)。「今日の講座のとき、山田さん、こうだったよ」「これ会社に持ち帰って活用したいね」という真面目な振り返りだけでなく、自分のことを話したり、誰かを質問攻めにしたり。事業の話では、業界や職種が違うのでお互いに興味津々です。細かな質問をしたり、プロの方からしか聞けないような話を聞いたり。すごく興味深くて、新鮮でしたね。
泊まりがけ講座ならではと思いますが、3日目の夕食後にはグループのメンバーで長い話もしました。「講座が終わってもまた集まりたい」という話にまで盛り上がっていました。その後にコロナ禍となり、残念ながら集合はできていませんが「オンラインで飲み会」を行いました。4日間で、濃い人間関係が築けたと感じます。
ELP®をどのような方にお勧めしたいですか?一歩背伸びして、役員候補者に参加してもらいたい
ズバリ言うと、部長クラスのような、これから役員、経営側に立つ人に参加してもらいたいと私は感じました。
例えば、常務、専務、社長は会社の経営者ですよね。しかし、店長や部長はまだ半分経営者、半分現場のような立ち位置です。部長や店長、マネジャークラスを対象にした講座に参加するだけでなく、少し背伸びをして役員や経営者の考えを勉強すると、さらに上を目指せるのではないかと考えます。
もちろん役員にもお勧めです。しかし、まだ経営者側にまでは踏み込めない、役員になるのが重荷に感じるという人にも、ELP®は役立つと思います。今の自分に満足せず、さらに次のポジションに向かうことを、ぜひ勧めたいですね。
パンフレットを見ると、この講座はすごく難しいのではないか、付いていけるだろうかと思う人がいるかもしれません。私も初めて見たときはそうでした。しかし、そのような心配は不要です。
正直に言って、朝から夜まで続くプログラムも、4日間という期間も、実際に参加するまでは「長過ぎる」と思っていました。しかし、講座に集中しているとあっという間でした。それだけ充実した内容だったということでしょうね。メンバー同士の交流も盛んで、この講座の楽しさが実感できました。
さまざまな業種や会社の方と話ができる機会は、その先の仕事や人生にきっと役立ちます。一度体験すると、その後の仕事がもっと楽しくなるのではないでしょうか。
ELP、BCon、LEMSは、株式会社ビジネスコンサルタントの登録商標です
和幸モトーレン株式会社
- 本社
- 埼玉県越谷市
- 事業内容
- BMW新車・認定中古車販売(新車ショールーム、アプルーブドカーセンター、サービス工場など県内4拠点)BMW新車・認定中古車販売(新車ショールーム、アプルーブドカーセンター、サービス工場など県内4拠点)
- 従業員
- 70人
- ウェブサイト
- https://wako-motoren.bmw.jp/ja