レジリエンス
レジリエンスとは
「レジリエンス」は、1970年代から研究が始まり、さまざまな研究者が、「再生力」とか「復活力」というような言葉を使って、さまざまな表現でこの概念を説明していきました。これらは「厳しい環境をものともせずに、成果を出すことができること」ということでは、ある程度共通しているところがあります。また、さまざまな研究からこの能力は学習できるということがも知られています。
日本においては、2000年以前は、若年層の心理学上の病理における研究が中心で、世間一般にはなじみがないものでした。しかし、東日本大震災後、その復興活動の中で、「レジリエンス」という言葉が聞かれるようになりました。
レジリエンスの定義
レジリエンスとは、
「苦境にあっては、それを耐え抜く力であり、さらに力づよく成長する能力」
- リスクを予測し、かつそれを引き受ける力を備え、同時に、与えられたチャンスをフルにいかす力
- リスクをチャンスととらえるが、やみくもな楽観主義とは異なる
- 自分の感情を把握し、コントロールするスキルに長けていて、的確に問題をとらえる
- レジリエンスが身につくことで「ストレスへの耐久力」「最高最善のパフォーマンス」「目標達成」に役立つ
レジリエンス能力の特徴
- レジリエンスは「能力」であり、個人差がある
- レジリエンスは学習することができる(先天的資質ではなく、後天的に習得可能)
- 抑うつや不安に対する緩衝材となる
- 潜在能力を解き放つ
- レジリエンス能力はだれにとっても重要である
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