WLP(女性リーダーシップ開発プログラム)
女性活躍推進を企業価値の向上に結び付けるためには、新たなリーダーシップ概念を取り入れ、女性リーダーが自分らしく活躍できるための能力開発と環境づくりに取り組むことが必要です。
本プログラムでは、ステレオタイプなリーダー像を変えるため、新しいリーダーシップ概念を理解します。経験の幅を広げるための実践活動に取り組み、他の参加者とともに葛藤を乗り越える体験を通じて、リーダーとしての自信を深めることを目指します。さらに、対象者の上司もともにプログラムにご参加いただき、職場でのチャレンジを支援します。
対象者
概要
講座名 | WLP(女性リーダーシップ開発プログラム) |
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対象者 | 現管理職や近い将来に管理者となる方、プロジェクトマネジメント等の経験のある女性リーダーで、以下のような課題・期待をお持ちの方 ・リーダーシップについて学ぶ機会があまりなく、自分らしく活躍するきっかけを必要としている方 ・自社内では役員・上級管理職としてのロールモデルが限られ、他社の同様の立場の方々と共に学び刺激を得る機会を求めている方 |
―オンライン受講 | |
期間 |
参加者 ……約3カ月間:研修4日間(連続2日間×1回、1日間×2回)、三者面談(1回) |
時間 |
参加者向け研修 ……いずれも9:00~16:30(日本時間) |
参加費用 |
¥300,000- |
ねらい
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多様なリーダーシップ概念について理解し、自分らしいリーダーシップを磨く
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自分らしい強みを再確認し、自信を醸成する
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人の巻き込み方や職場変革の考え方を学習し、職場の成長に向けた実践力を高める
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女性リーダー同士のネットワークを構築する
プログラム概要
新しい「リーダーシップ」の概念を理解する
新しいリーダーシップ概念を理解し、自らの強みを生かした「自分らしいリーダーシップ」の発揮につなげるための講義、実習、診断、振り返り等を行います。
複合的なアプローチで学習と実践を支える
各種の取り組み(事前課題・三者面談など)を組み合わせた約3カ月間のプログラムで学習効果を高め、実践につなげます。
参加者の協働とネットワーク形成を触発する
個人として学ぶのではなく、参加者同士が葛藤を乗り越えて協働できるようなプログラムを体験することで、組織の枠を越えた人脈形成にもつながります。
女性リーダー育成・活躍の基礎となる考え方
プログラムの軸となる「成功へのキーワード」
他の先進国に比べ日本での女性リーダー育成・活躍が進んでいない理由として挙げられるのが、組織のあり方や風土、そして組織を形成する一人ひとりが持つ固定的な概念です。
【日本の女性リーダー育成における課題】 ・リーダーに対する固定概念、ステレオタイプ ・女性自身の自信の無さ ・リーダーシップが鍛えられる経験の少なさ ・リーダーや管理職のイメージに対する抵抗感 ・男性の役員や管理職から引き立てられにくい |
これらの原因・課題を取り除き、新しいリーダーとなる女性を育成するには、どのようなアプローチが必要なのでしょうか。
ここで押さえておきたいのが、以下に示す5つの「成功へのキーワード」です。
成功へのキーワード:日本で、女性リーダーが育つためには?
女性リーダー育成のために必要な取り組みとして、BCon®では5つの「成功へのキーワード」を挙げています。これらは、本公開講座で展開されるプログラムの軸ともなっています。
- リーダーシップの考え方の切り替え
- 自信の醸成
- 経験学習(経験ありき)
- 組織を超えたネットワーク
- メンター・スポンサー育成
それぞれのキーワードについて、概要を整理します。
リーダーシップの考え方の切り替え
従来の概念とは異なる、新しいリーダーシップのあり方を学び、考え方を変化させましょう。
「メンバー全員発揮のリーダーシップ(包括的リーダーシップ)」を理解する
これまでのリーダーシップ
- リーダーシップは公式的なリーダーが発揮する
- リーダーシップは個人の能力や資質である
- リーダーシップとは先頭に立ってぐいぐい人を引っ張っていく力
- モデルロールを設定し、その人のようになることを目指す
- リーダーは弱音を吐かない強い人
これからのリーダーシップ
- 公式的なリーダーだけでなく、リーダーシップは誰でも発揮できる
- リーダーシップは複数の人々によってもたらされる社会的なプロセスである
- リーダーシップとは相手に影響を与え、相手の考えや行動を変えていく力
※後ろからサポートする方が好きな人でも、リーダーシップは発揮できる - 誰かのようになるのではなく、自分らしさを生かしたリーダーシップでよい
- リーダーは弱みも見せて心理的安全な環境をつくれる人
自信の醸成
2つの視点から自分自身について理解を深め、強みを発見して、リーダーとしての自信を醸成します。
防衛機制とセルフエスティーム(自己肯定感)
防衛機制とは、チャレンジしないことで、失敗する不安から逃れようとする心理的なはたらき(メカニズム)です。
【よく聞かれる防衛の例】
「自分はたいしたことない人だから難しいことはしたくない」「現状維持のままでよい。変わる気がない」「上司が理解してくれないから……」「女性のロールモデルがいないから……」「会社が期待を示してくれないから……」
こうした心のメカニズムを理解し、自分の防衛に気づき、その対処方法を実践することで行動変容につなげます。
自分らしい強みの理解とポジティブなリーダーシップの発揮
ものごとを肯定的に認識しポジティブな感情を持ち続けることは、リーダーとしての役割を果たすうえで大きな価値があります。
ポジティブ感情の効果
・注意や認知の範囲を拡大する
・視野が広くなり、創造性が喚起される
・立ち直りが早くなり、受容力が増す
・主体性が増す
本プログラムでは「ポジティブ心理学」の考え方を基に、ポジティブなリーダーシップを発揮するための考え方を学びます。
VIA診断を活用し、強みを生かしたリーダーシップ発揮の仕方を考える
一人ひとりが自らの強みを理解するためのツールとして、本プログラムでは「VIA診断」を活用します。「VIA診断」とは、ポジティブ心理学の学者たちが開発した強みの発見ツールです。「自分らしさ」を理解し、ポジティブ感情の向上に役立てることができます。VIA診断について、詳しくはこちらでご紹介しています。
経験学習(経験ありき)
自分らしいリーダー像を描き、自らの強みを理解したうえで、リーダーシップを発揮する機会を設けます。たとえば、以下のような方法です。
効果的な経験の場を作り、経験の成果を振り返る
効果的な経験の場とは、以下の3つを指します。
①現在の仕事の中で発揮する
②新たな仕事に挑戦する
③仕事以外の挑戦をする
フィードバックと振り返りの時間を設ける
上司やメンバー、メンター、スポンサー的な立場の人と対話する機会を設けます。自らのリーダーシップの発揮度合いについて、振り返りとフィードバックを行い、必要に応じて軌道修正します。
組織を超えたネットワーク
組織を超えた仲間との共有
自らが所属する組織や業種の枠組みに捉われない仲間との出会いやネットワークは刺激的です。さまざまな業種の女性が参加したこれまでの研修では、他の参加者と接することで気づきや刺激を得られたという感想が聞かれます。
メンター・スポンサー育成
役員や管理職など、女性リーダー(あるいはその候補者)の上司にあたる方にも、変化と成長が必要です。本プログラムでは上司の方にもご参加いただき、メンター、あるいはスポンサーとしての成長を支援します。新たな気付きと知識は、女性リーダーの育成を支える職場づくりに役立ちます。
・特権に気づく……自身の特権に気づき、目指す組織像に向けて調整するために
・「オールド・ボーイズ・ネットワーク」について理解する……女性のキャリアアップを阻む壁とは
・女性に不足しがちな6つのスキルを理解する……計画的に伸ばすスキルとは
・女性リーダーを育成するための関わり方……スポンサーとしての機能を持つには
お客様の声
参加者のご感想
参加者の皆さんに、参加のきっかけや、受講の成果などについて伺いました。
WLPで見えた「自分らしさを生かしたリーダーシップ」という道筋
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